水道行政について


●まず、長年、各務原市の水道行政に携わってこられた基本姿勢を聞かせていただきたい。

■大森水道部部長答弁
 水道の使命は、市民の皆様に安全な水を豊富かつ低廉に供給していくこと。このため良質で安価な地下水を保全し、拡張工事、簡易水道の統合、老朽化配水管の布設替事業を積極的に推進してきた。また、利便性、経済性を求めた事業も展開している。今後地下水の保全、安全に重点を置きながら、設備の更新、施設の耐震化など市民のライフラインの確保に努めていく。



●水質検査によると鉛の含有量基準値はクリアしているようだが、現在行われている鉛給水管取替え事業は完了までどのくらいかるのか?

■大森部長答弁
 鉛の水質基準は平成15年4月から厳しくなったが、当市は基準値の10分の1以下の値。鉛の溶出による滞留水検査も基準値以下である。鉛給水管取替は、10年をめどに終了の予定。



●稼動後30年経て老朽化している施設、設備について、更新の具体的な計画は?

■大森部長答弁
 水道施設のうちポンプ、電気設備など昭和四十年後半のものは多くが老朽化し、部品調達も困難。計画的な更新事業を進めたい。



●検針、徴収業務など次々と民間委託されているが、それによりサービスが低下したり、高齢者、障害者への配慮に欠けることになっていないか?また、今後委託をどこまで広げるのか?

■大森部長答弁
 平成13年度水道法改正により第三者業務委託の法整備が行われ、お客様サービス、コスト縮減に努めてきた。今後、委託可能な業務については民間委託していく。



●現在の水質結果、使用中の地下水位は?また最近、ペットボトルの水を飲んだり、水道の蛇口に浄水器を付けている家庭が増えてきたが、今後の水質への対応策は?

■大森部長答弁 三井水源地13本、西市場水源地九本の取水井戸は、季節の変動はあるが量的に問題ない。水質は全ての項目で基準値以下。おいしい水を供給できている。平成16年度中に水質検査計画書の策定を行う。



●再質問 最近水がまずくなったように感じるのは、カルキ臭によるものと考える。また、塩素耐性菌クリプトスポリジウムの問題も浮上している。殺菌方法をオゾン法、微生物を使った緩慢なろ過など他の方法に変える考えはないか。

■大森部長答弁 水質検査の数値も特に変化がなく、安全で美味しい水を供給出来ていると考える。塩素殺菌に変わるものは考えていない。



●再々質問 各務原市の水道として利用される良質な地下水を維持していくために、林野を育て、休耕田に水を張るような手立てをし、50年後には飲料水不足の地域に水を輸出できるような良質な水を確保していただきたい。







鉛給水管

道路に埋設されている配水管から各家庭の給水栓(蛇口)までをつなぐ給水管の一部には、鉛製の水道管が使われている場合があります。鉛管中に長時間水が溜まっていると、ごく微量ですが水中へ鉛が溶け出す場合があるので、鉛管が使われているご家庭では、朝一番に使用する際、最初にバケツ1杯程度の水を出し、庭木にまくなどしてから利用すれば心配はありません。



塩素殺菌

水道水には、細菌汚染を防ぐために、殺菌力が強く、人体に害が少なく、しかも残留効果の高い消毒剤として塩素が用いられています。この塩素は蛇口の段階で1リットル当たり0.1mg以上残っていなければならない(遊離残留塩素)、またクロラミンの形となっている場合(結合残留塩素)は、0.4mg以上残っていなければならないと定められています。 しかし一方では、原水に残っていた有機物やアンモニアなどと塩素が反応すると、いわゆるカルキ臭となって強く感じられる、といわれています。その意味で、衛生性とおいしさのバランスが必要になってきます。